入居する年によって住宅ローン減税が異なる理由は?
住宅ローン減税は入居する年により控除される金額が変わってきますが、これは、住宅ローン減税の控除額が、年末ローン残高に控除率をかけたものとなるからです。
対象になる年末ローン残高には上限があり、例えば平成22年入居であれば5000万円までが対象となりますが、平成23年入居であれば4000万円となっています。
この場合、控除率1%であれば、平成22年入居は控除額が年間最大50万円となり、平成23年なら40万円ということになります。
もちろん、4000万円の住宅ローンを借りなければ、平成22年でも平成23年でも変わりはないですが、4000万円を超える住宅ローンを利用して所得税も多く納税している世帯にはメリットがあります。
とはいえ、住宅取得に適した時期というのは人それぞれですから、控除額の損得のみで決めてしまうことのないようにしたいところです。
住宅ローン減税の最大控除額は?
入居年の違いによる住宅ローン減税の最大控除額は、次のようになっています。
入居年 |
控除期間 |
控除率 |
年末ローン残高 |
最大控除額 |
平成22年 |
10年 |
1%(1.2%) |
5000万円(5000万円) |
500万円(600万円) |
平成23年 |
10年 |
1%(1.2%) |
4000万円(5000万円) |
400万円(600万円) |
平成24年 |
10年 |
1% |
3000万円(4000万円) |
300万円(400万円) |
平成25年 |
10年 |
1% |
2000万円(3000万円) |
200万円(300万円) |
※( )内は、長期優良住宅の場合です。
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