課税標準額とは何ですか?
課税標準額というのは、固定資産税や都市計画税の計算の基礎になるもので、基本的には、3年に一度各市町村が調査して、建物、土地、機械設備などにつけた固定資産税評価額を用います。
といっても、住宅用地の場合には軽減措置がありますので、固定資産税の場合でしたら、住宅用地は一戸当たり200uまでは評価額の1/6が課税標準に、200uを超える部分については1/3が課税標準になります。
また、土地の固定資産税評価額は、以前は公示地価の10%〜20%程度だったのですが、1994年度にこれを70%程度まで引き上げ、これに対して税額が急増しないように課税標準については緩和措置がとられました。
それによって、1997年度の評価替えでは土地の評価額は下がったものの、税額は横ばい又は上昇するケースも出てきてしまいました。
この後、さらに緩和措置を拡充して、1998年と1999年には地価の下落に応じて土地の評価額の修正を行うことになりました。
ちなみに、2000年度の評価替え後も緩和措置は継続されていますが、こうした状況下で土地の課税標準はかなり分かりにくくなっています。 |