登録免許税とは?
登録免許税というのは、土地や建物などの不動産を登記する際に徴収される税金です。
マイホームを建設する際には、建物には表示登記・所有権保存登記が、土地には所有権移転登記が必要です。また、マンションを含めた新築住宅の購入の際には、建物には所有権保存登記が、土地には所有権移転登記が必要です。
さらに、中古物件を購入した際には、建物と土地に所有権移転登記が必要になります。
登録免許税の税額は?
登録免許税の税額の計算の基礎になるのは、市町村が決める固定資産税評価額ですが、この評価額は、実際の土地や建物の取引価額よりも低くなっています。
ケースによっても異なりますが、おおよそ新築住宅の場合ですと、建物の固定資産税評価額は建築価格の2分の1くらいになるかと思われます。
また、住宅ローンを組んだ際には、金融機関の抵当権の設定登記もしなければなりませんが、この場合の税額の基礎はローンの金額になり、登録免許税を負担するのは一般的には借主となっています。
なお、広さや築年数などの一定の条件を満たした建物については、次のような登録免許税を軽減する特例が設けられています。
■新築住宅の場合
・土地の所有権移転登記・・・20/1,000 ⇒ 10/1,000
・建物の所有権保存登記・・・4/1,000 ⇒ 1.5/1,000
■中古住宅の場合
・土地の所有権移転登記・・・20/1,000 ⇒ 10/1,000
・建物の所有権移転登記・・・20/1,000 ⇒ 3/1,000
■住宅ローンの場合
・抵当権の設定登記・・・4/1,000 ⇒ 1/1,000 |