住宅ローンと消費税について
消費税というのは、「事業者が事業として行う資産の譲渡、貸付、役務の提供のうち対価を得るもの」に対してかけられるものです。
なので、もし消費税が増税された場合には住宅購入にも大きな影響を与えますので、ここでは住宅関連の消費税についてみていきます。
建物部分の消費税について
不動産取引においては土地に対しては消費税はかかりませんが、売買価格のうち一戸建ての建物部分やマンションの建物部分には消費税がかかります。
ただし、中古物件の場合で売主が個人の場合には消費税はかかりません。
なお、土地の造成費用については消費税がかかります。
手数料についての消費税について
次のような手数料や報酬などについて消費税がかかります。
■住宅ローンを組むときの事務手数料
■繰上返済をする際の手数料
■不動産会社への媒介手数料
■土地家屋調査士や司法書士への手数料・報酬
固定資産税と都市計画税
中古物件の売買における固定資産税と都市計画税については注意が必要です。
といいますのは、一般的に中古不動産を売買した際には、固定資産税や都市計画税を売主と買主とで保有期間で按分して清算するのですが、このような慣例的に行われるものについては、たとえ税金であっても消費税が課税される場合があるからです。 |