固定資産税・都市計画税は、家や土地などの不動産を所有していると関わってくる税金で、毎年納税するものです。

具体的には、毎年1月1日時点における所有者に課税されるものであり、毎年春頃に市区町村から納税通知書が送られてきますので、そこに記載されている期日までに納付することになります。

なお、この納付については、一括でも年4回の分割でも構いません。

中古住宅や土地を購入した場合も、1月1日時点における所有者（売主）に納税通知書が送られるわけですが、購入した日以降の固定資産税についてはどうなるのでしょうか？

これについては、例えば、ＸさんがＹさんから中古マンションを購入して、6月1日に引き渡したとしますと、その年の1月1日時点ではＹさんの所有ですから、納税義務者はＹさんということいなります。

よって、一般的には、納税はＹさんが行ないますが、引き渡し日以降の分は買主であるＸさんが負担するように、引き渡し時点で精算することになります。

課税の公平の観点から、地域や土地によりバラツキがある宅地の税負担の幅を狭めていくため、負担水準の高い土地は負担を抑制、負担水準の低い土地はなだらかに負担を上昇させる仕組みが導入されています。