夫婦がそれぞれに住宅ローンを借りた場合にも減税は受けられるの?
夫婦共働きで、夫も妻も所得税を納めている場合には、住宅ローンをそれぞれが借りて、住宅ローン減税を受けることができます。
よって、夫の所得税も、妻の所得税も、両方控除されるということになります。
夫1人で住宅ローン減税を受けるのとどちらがトク?
夫が1人で住宅ローンを借りて住宅ローン減税を受ける場合と、夫婦それぞれに住宅ローン減税を受ける場合とで、どちらがトクかについては、ケースバイケースといえそうです。
ちなみに、夫が1人で借りた場合に、所得税と住民税で控除額が引ききれない場合は、妻と2人でローンを組み、ダブルで住宅ローン減税を受けた方が控除額の合計が多くなります。
夫婦それぞれに住宅ローン減税を受ける場合で注意すべき点は?
夫婦それぞれに住宅ローン減税を受ける場合で注意したいのは、2人でローンを組んだ後、どちらかが返済途中で仕事を辞めてしまった場合です。
例えば、妻の借りたローンを夫が返済すると、贈与とみなされて贈与税の課税対象となる恐れがありますので注意が必要です。
住宅ローン減税のポイントは?
住宅ローン減税については、次のようなポイントを押さえておきたいです。
■住宅ローン減税は、入居した年により対象となる年末ローン残高の上限が異なります。
■年末ローン残高の上限は、平成22年をピークに徐々に縮小されていきます。
■年末ローン残高の上限による控除額の差は、借入額、所得税額ともに高額な場合に出るものです。 |