中古住宅の取得とともにローンも引き継いだ場合は?
中古住宅を取得する場合に、それ以前の所有者の住宅ローンを引き継ぐこともあるかと思います。
そのような場合、その住宅ローンは住宅ローン控除が受けられるのでしょうか?
原則として住宅ローン控除は、住宅の新築・購入、増改築等のための借入金や債務が対象になっています。
なので、本来は中古住宅取得時に引き継いだ債務というのは、控除の対象にはなりません。
しかしながら、次の要件を満たす場合には、確定申告をすることによって住宅ローン控除が受けられることになっています。
■独立行政法人都市再生機構、地方住宅供給公社又は日本勤労者住宅協会に対する借入れの引継ぎであること。又は年金資金運用基金から借入れをした資金によって住宅を分譲する法人等に対する借入れの引継ぎであること。
■ローンの引継ぎ後のローン残存期間が10年以上であること。ちなみみ、このケースで住宅ローン控除を受ける場合には、確定申告をするときに、ローンの引継ぎをしたことが明記された「債務の承継に関する契約書」の写しを税務署に提出しなければなりません。 |